拝啓、処暑の候 いかがお過ごしでしょうか。
本社Tです。
私は7月に心臓の手術をし、3週間ほど入院しておりました。病名は「憎帽弁閉鎖不全症」で、弁の不具合で血液が肺に逆流する病気です。今年の2月に心不全を発症したため、僧帽弁形成術という手術を受けました。
まあ、心臓の手術ですので、一旦心臓を止める必要があるのですが、術後に麻酔から覚める際に、幻覚を見たり、発狂したりする患者さんがいるそうですが、私の場合は大丈夫でした。
術後は2日ほどICUで厄介になり、3日目に個室に帰り、点滴やドレイン(心臓の周り液体を抜く管)を取り、順調に回復していたのですが、4日目の夜間に不整脈が起こり、当直医が翌日朝に主治医と相談し、薬で治すか、心臓を再起動させるかの何れかの処置をするとのことで、看護婦一名を残して、全員退室。私も就寝しました。
どれほど時間が経ったのか分かりませんが。当直医が個室に飛び込んで来て、私の横にいた看護婦に「心臓が一分程止まっている。」と叫んで、処置を始めました。
しばらく私はその処置を見ていたのですが、いつの間にか記憶が無くなり、気が付けば朝になっていました。
私は、当直医に「心臓が止まっていたのですか?」と尋ねると、当直医は「何故、知っているのですか?」と不思議そうな顔をし、「あまり深く考えないでおきましよう。」と言い残し、個室を去って行きました。
甦生処理を見ていたのはだれでしょう。そして、私は本当にいきているのでしょうか?
拝啓、処暑の候 いかがお過ごしでしょうか。
本社Tです。
私は7月に心臓の手術をし、3週間ほど入院しておりました。病名は「憎帽弁閉鎖不全症」で、弁の不具合で血液が肺に逆流する病気です。今年の2月に心不全を発症したため、僧帽弁形成術という手術を受けました。
まあ、心臓の手術ですので、一旦心臓を止める必要があるのですが、術後に麻酔から覚める際に、幻覚を見たり、発狂したりする患者さんがいるそうですが、私の場合は大丈夫でした。
術後は2日ほどICUで厄介になり、3日目に個室に帰り、点滴やドレイン(心臓の周り液体を抜く管)を取り、順調に回復していたのですが、4日目の夜間に不整脈が起こり、当直医が翌日朝に主治医と相談し、薬で治すか、心臓を再起動させるかの何れかの処置をするとのことで、看護婦一名を残して、全員退室。私も就寝しました。
どれほど時間が経ったのか分かりませんが。当直医が個室に飛び込んで来て、私の横にいた看護婦に「心臓が一分程止まっている。」と叫んで、処置を始めました。
しばらく私はその処置を見ていたのですが、いつの間にか記憶が無くなり、気が付けば朝になっていました。
私は、当直医に「心臓が止まっていたのですか?」と尋ねると、当直医は「何故、知っているのですか?」と不思議そうな顔をし、「あまり深く考えないでおきましよう。」と言い残し、個室を去って行きました。
甦生処理を見ていたのはだれでしょう。そして、私は本当にいきているのでしょうか?